JR脱線事故について〜補足

この事件のためか、「差別のあり方」の執筆が延び延びになっています。
しかし、ここは書かねばならないので、書かせていただきます。

まず、先日も申した通り、私はJRだけを責めるつもりは毛頭ありません。
しかし、JRの事故後の対応がどんどん明るみに出るに辺り、呆れるというか、何と言うか……「これ、ないんじゃないの？」と思わざるを得ませんでした。
まず、事故現場に居合わせたJR職員の……というより、その上司の対応です。
まず、職員は、鉄道関係者なら、専門知識を活かして、電車の構造とかを現場の指揮に当たっていた人に伝えないとならないはずです。
普通の人は、電車の下がどうなっているかなんて知りませんから、その情報が救助する際に役立つ可能性だってあるんですから。
上司に出勤するように言われたとしても、「事故は社内で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ！」ぐらいの意気込みで救助活動しなければならないでしょう。
上司も、どうして事故の状況把握を怠ったのか。当事者がいるんだから、事故後の状況は聞けばわかるはずです。どうしてここまで他人のフリができるのか……

そして、事故後にゴルフや宴会までやった職員がいたそうじゃないですか、しかも185人。やめようと止めた人はその内で8人だけとは、嘆かわしいにも程があります。

宴会なんかしてる暇あったら、状況把握に全力を注ぐ。ゴルフなんかしてる暇あったら、救助活動手伝う。
これくらいはしてほしいですし、被害者の感情を逆なでする行為は慎んでいただきたい。せめて、おとなしくほとぼりが冷めるのを待てなかったのか。

JRが事故を起こしたのは、日本人だから仕方がないと言われれば、仕方ありません。
ですが、せめて事故後は、事故を起こしたと言うことを受け止めて、真摯な対応を見せてほしかった。
JR職員は、そのあまりに巨大な共同体の全体を、きちんと見ているのでしょうか。
一端が綻んでいるのに、それを繕わずに遊びほうけるのですか。
それに気付かないはずがないのに、どうして見ようとしないのでしょうか。
日本人なら、自分の罪くらい認めて改善の努力を見せてほしいです。