ISBN:4101444218 文庫 宮城谷 昌光 新潮社 1997/08 ¥620
面白度 5
爽快度 5
感動度 5
綺麗度 4
萌え度 5


見ての通り、私の中でかなり高評価の本です。
中国古代史というジャンルにおいて、この本がもっとも好きな本といっても、過言ではありません。
この物語は、中国春秋時代の斉の晏弱・晏嬰親子について書かれたものです。
まず、晏弱の人柄に、とても惹きつけられました。
莱攻略の際の彼に惚れない人はいません!
そして何より、その息子晏嬰の可愛さというか、実直さと言うか……
正を正とし、非を非とする、公正中立を地で行った彼の生涯も素晴らしいものです。

個人的に、メインの晏嬰が父の晏弱の影に隠れてしまっているのが悩むところですが(それはそれでいいのですよ)。

ちなみに、萌え度がやたら高いのは、晏嬰がショタキャラで、宮廷の女官キラー(?)であったりするからです(笑)

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