しばらく更新さばっていて、申し訳ありません。
最近、日本の政治が大きな転換点に差し掛かってるようで、眼が離せない状況ですが、以前にも予告したとおり、郵政関連法案について考えて見ます。

まず、私は、郵政民営化には賛成です。
改革をするために、官公庁の支出を削減することは、当然です。そして、それを実現するために、裏からの資金の流れを止める必要性があります。
その、「裏」の資金源が、郵貯・簡保です。
だから、民営化して、基を断ち切って、一気に他の官公庁の支出と族議員を一掃するのが、小泉首相の狙いです。

造反議員に対抗馬を擁立した点も、評価に値します。
それは、自民党は「郵政民営化の是非を問う」として解散したのだから、「郵政民営化に反対する議員しかいない選挙区に対抗馬をおくり、国民にその是非を問う」ことは、当然で、むしろその方が民主的でしょう。
有権者にとって、その地域に反対派議員しかいない場合、いったい誰に投票すればいいのでしょう。

つまりは、そういうことです。マスコミの常套手段で、民衆に「自民党執行部は刺客を送った」というイメージを抱かせ、それを「反対派議員はかわいそう」「小泉首相は汚い、非情だ」と刷り込ませる。
反対派議員は、「自分達の邪魔になるやつは来るな」といいたいだけなのでしょうが。そっちのほうが、よっぽど卑劣で、卑怯だ。
私は、そう考えます。

しかし、広島6区に関しては、一言言いたいことがあります。

なぜ堀江なんだ・・・?

亀井と堀江のどちらかを選べと?
……
……
亀井のほうがマシ

何なんでしょう……このざまは。
堀江は、企業の社長ならまだしも、絶対に政治家にしてはいけない人間です。

だって……こんなこと抜かす人間ですよ……
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200509/sha2005090701.html

「日本を変えようと思ったら、自分がリーダーになるのが一番の近道」

「国民が直接選挙で選べる制度に変えていかないといけない。大統領制にした方がいい。日本の議院内閣制には問題がある」

「政治家に優秀な人材が入ってこない。世界的に優秀な政治家が出てこない。そういう状況を私は変えたい」

「(参拝に)行くつもりはない。アメリカと中国はこれから2大超大国になる。日本は2つの国と縁が深い」


「米国がなぜ強いか。異文化のぶつかりあいが文化、技術となり、国が強くなる。今の日本は外国人に対して冷たい。受け入れて国を強くするべき」



はぁ?
何を言ってるんだ? こいつは。と思います。
日本に大統領!?
あり得ない

日本は天皇を中心とする神々の国です。つまりは立憲君主制です。大統領制なんて、そんな革命起こせると思ってるんでしょうか?

大統領制は、その国にあった伝統的な権威を打ち倒して初めてなるものであって、おびただしい血が代価として支払われます。

それをやれと?

それに、日本において天皇陛下に勝る権威など、ないのですから。
ヨーロッパがヨーロッパたる最大の証明がキリスト教であるように、日本が日本であるための証明が、天皇陛下なのです。
権威とは、そういうものです。
そもそも、世界で最古の王室。2665年の長きにわたって累々と受け継がれてきた権威をたおせるはずがない。そんなことしたら、大変なことになる。

権威をなくし、個人のカリスマによって権威をなすと、共産主義国の破綻を見れば、結末が予想されます。

なのにそれをしろと?

……政治感覚が完全に狂ってるようです。堀江は。
彼は、経済に強いかもしれませんが、政治には素人以下です。
絶対に、政治なんか任せられません。

でも、亀井か堀江かという最悪の選択を迫られた広島6区は……
かわいそうです

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後日、この発言は、決して天皇制を否定する発言ではなかったとの報告があり、私はこの記事について謝罪するとともに、批判しすぎたと反省しました。
なお、この記事は私の反省の意から、あえて残させていただきます。

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