女系天皇についての議論が行われているそうで、一言入れてみます。

【主張】皇室典範会議 女系天皇はさらに議論を(産経新聞社説)
http://www.sankei.co.jp/news/051027/morning/editoria.htm
 政府の「皇室典範に関する有識者会議」が女性天皇、女系天皇を容認する方向で最終報告を取りまとめる。
 政府もこれを受けた皇室典範改正案を国会に提出する方針とみられる。しかし皇位継承資格者がいないわけではない今、なぜ一年足らずの論議で、皇室のあり方や日本の将来を変えかねない結論を出そうとするのか、理解に苦しむ。
 男性の継承者がいなくなった場合、緊急避難的に女性天皇を立てることには、国民の多くの理解が得られるかもしれない。しかし、女系天皇まで認めるとなると問題は別だ。
 歴史上、八人の女性天皇が即位したことは事実だが、それはいずれも男性天皇の皇女(男系)で、その女性天皇の子供(女系)が即位した例はない。その後は男系男子に戻っている。
 皇位は男系で引き継がれていく。それが百二十五代にわたる皇室の大原則である。この原則が守られてきたゆえに、その伝統や正統性が敬われ、天皇が国民統合の象徴となってきたのである。それだけに、この原則が簡単に変えられるとなると、国民のとまどいは大きいはずだ。
 事実、今月初めに発足した「皇室典範問題研究会」(代表・小堀桂一郎東大名誉教授)をはじめ、学者や文化人、国会議員のグループが相次いで男系維持を求める運動を始めている。
 皇室典範会議の吉川弘之座長は「男系男子では必ず将来、継承問題で行き詰まる」としている。これに対し男系を維持すべきだとの立場から、旧皇族(宮家)を皇室に復帰させるなどして皇族を増やす提案がなされている。この点についても吉川座長は「現代において受け入れられる可能性はほとんどない」と、言い切っている。
 だが、旧宮家の皇室離脱が占領軍の意向であり、国民の総意でなかったことは多くの人が知っている。しかも今でも「宮様」と親しまれている例が多いことからすれば、検討の余地は十分ある。なぜこうした提案を受け入れないのか、説明してほしい。
 そうしたことを考えれば、最終報告では、少なくとも女系天皇に関しては結論を出さず、専門の学者や皇室関係者なども含めた今後の広範な議論に任せるべきである。時間はまだあるし、あまりに重大な問題だからだ。

……どうして、こう、産経新聞と私は意見が合ってしまうんでしょう。
私も、女性天皇は認めるが、女系天皇は認めない、のスタンツです。
ヴァチカンさえ認める、世界最古の血統を途絶えさせる気がしてならないというのがあります。

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