前原代表、中国のガス田開発けん制…唐国務委員と会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051212i101.htm
 【北京=東武雄】民主党の前原代表は11日、北京の釣魚台国賓館で、中国の唐家セン国務委員(前外相)と会談し、中国の東シナ海でのガス田開発について、「開発を停止しないのであれば、試掘を行うための国内法を整備しなければならない。与党が来年の通常国会でこうした法案を出せば、民主党との共同提案になる可能性もあると述べた。(「セン」は王へんに「旋」) 自民党がガス田開発などにおける安全確保を目的とする法案を通常国会に提出した場合、民主党も同調する可能性を示すことで、中国のガス田開発をけん制したものだ。
 これに対し、唐氏は「(これまでのガス田に関する日中政府間協議の)交渉の勢いを保ちつつ、適当な時期に次回協議を行う用意がある」と述べるにとどまった。
 一方、唐氏は小泉首相の靖国神社参拝について、「日中関係は国交正常化以来、最も困難な状況にある。歴代の首相は(参拝見送りが)できていたのに、小泉首相はなぜできないのか」と改めて批判した。
えー……最近どう評価していいのかわからない前原代表。
今回も中共に釘をさすというちょっとした英雄的行為をやってくれました。これはおそらく、どこかで見た情報なんですが、彼が軍事および鉄道に多大な関心があるということなのでしょうか?
軍事の知識が多少なりともあれば、中共の軍拡がいかに脅威になるかを理解するのはたやすく、また憲法九条がいかに日本の国防上の問題になるかが理解できます。
……通りで、内政面はともかく、外交面ではまったくまともな発言が多いんだ……(汗

野党というのは、一概に外交政策は与党と一致するものです。しかし、日本以外の国益を優先してあちこち動きまくる野党(与党内も多々あるが)のおかげか、日本の政治は三流という始末です。
民主党……前原代表がこの党を日本の『真の野党』としてくれることに期待です。

最後にもうひとつ。
前原代表「中国は軍事的脅威」…北京で講演
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20051212i104.htm
 【北京=東武雄】民主党の前原代表は12日午前、北京市内の中国外交学院で講演した。
 前原氏は中国の軍事力について、「17年連続して毎年10%以上国防予算を増やし、増強・近代化を進めている。実際には、中国政府が公表している2倍から3倍の軍事費が使われているのではないかとの指摘もある。特に空軍力、海軍力、ミサイル能力を中心として飛躍的に向上していることに対し、率直に(軍事的な)脅威を感じている」と述べ、懸念を示した。
 日本政府は、中国の軍事力増強について「注目していく必要がある」としているが、「脅威」という表現は使っておらず、前原代表の発言は、これよりも踏み込んだものだ。
 その上で、日本に食糧やエネルギー資源を運ぶシーレーンの防衛について、「日中双方が中東の石油に多くを依存している。共通の利益であるシーレーン防衛を他の沿岸国や関係国と共同で行うことを考えるべきだ」と述べ、中国も加えた多国間での枠組み作りが必要だと訴えた。

コメント

キング阿部
キング阿部
2005年12月13日1:17

うーん、前原さん中国でこんな発言したんですね。至極真っ当な日本側としての主張だと思います。まだ若いながらも前代表との格の違いを随所で見せつけてくれます。それだけに靖国に関連する発言が残念でなりません…。