【空虚な理想郷】スイス、スウェーデン、コスタリカ
2006年10月8日 メディア【天声人語】2006年10月07日(土曜日)付
http://www.asahi.com/paper/column20061007.html
では、こちら同じ頃、同じドイツの戦略家、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論』より引用しますか。
>ところで博愛主義者たちは、過度な打撃を与えることなしに、合意によって敵を武装解除したり、あるいは打ち負かしたりするのは可能であって、それこそが戦争術の真の傾向なのだと、気楽に考えている。これはいかにももっともらしく見えるが、こうした誤りは断固として打破しなければならない。なぜなら、戦争とはきわめて危険なものであり、善良さから立ち現われる寝言ほど、最悪なものはない。
>このように私たちは事態を把握しなければならないのであり、そこにある粗野な基本要素に対する反感から、戦争の本性を度外視するのは、無益で、本末転倒でさえある努力なのである。
第一次、第二次大戦の原因が、人々の平和を願う心であったという皮肉があるように、むやみやたらと平和を欲するほどに戦争が身近に迫っているという現実を受け入れられない人が多すぎるのが悲しいですね。
>人類は「諸国家の連合」は手にしたが
そもそも、国連などは所詮田舎の寄り合い所帯なんですから。
国連を英語で言うとどうなります?
「The United Nations」ですよ。これを日本語にもう一度翻訳すると……
「連合国」となるのです。
つまりは、国連とは諸国家の連合には変わりありませんが、ただの同盟国の寄り合い所帯ってことです。これに過度の期待をすること自体間違っているとしか思いません。
国連至上主義な人を見ると、本当にわかっているのかと小一時間問いただしたくなってきますよ。
>コスタリカのように常備軍を廃した国は例外的だ。
はいはい。今度はコスタリカ。
まだこのネタを使っている人がいるとは思いませんでした。
このブログでも何度かご紹介していると思いますが、コスタリカは軍備を持っています。さらには集団的自衛権もしっかり行使しています。
市民警備隊・国境警備隊などと、名前だけが違うんです。
つまりは、日本の自衛隊と同じことです。
さらに、集団的自衛権をちゃっかり行使できる時点で日本よりも『軍国主義』かも知れませんねw
以前は『永世中立』からスイスとスウェーデンを持ち上げて、でも実は両国は重武装国民皆兵国家だと国民の間で知られると、今度はコスタリカを持ち出す。
で、事実を報道しないで軍備の全廃を叫ぶ。
どうみても情報操作です。本当に(ry
まったく。こんなのだから、私の学校の先生が『コスタリカは憲法で軍を持たないと決めており、実際に軍は持っていない』などと寝言を垂れ流せるんですよ……
実際は持っているのに。軍備。
無知を利用するなと。
http://www.asahi.com/paper/column20061007.html
核実験をすると宣言した北朝鮮に対し、国連の協議が進んでいる。国際社会の懸念を逆なでするような、相変わらずの傍若無人ぶりにはあきれる。しかしこの国が、曲がりなりにも国連に席を持っていることの意味は小さくない。>「国際法は、自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきである」。200年余り前に、ドイツの哲学者カントが著した『永遠平和のために』の一節だ。「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」ともある(岩波文庫・宇都宮芳明訳)。
「国際の平和及び安全を維持すること」を第1条に掲げた国連憲章が発効して、今月24日で61年になる。冷戦と呼ばれた東西対立の時代から現在までの軌跡は、第1条の目的の達成が極めて困難だったことを物語る。
しかし今のところ、これに代わるほどの平和維持の仕組みは無い。いかに不完全ではあっても、二度にわたる世界大戦の惨禍を経てたどりついた貴重な場には違いない。日本にも、この仕組みをより実効性のあるものにしてゆく責務があるだろう。
「国際法は、自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきである」。200年余り前に、ドイツの哲学者カントが著した『永遠平和のために』の一節だ。「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」ともある(岩波文庫・宇都宮芳明訳)。
人類は「諸国家の連合」は手にしたが、コスタリカのように常備軍を廃した国は例外的だ。現実に他国の方に向けてミサイルを発射したり、核実験の脅しをかけたりする国々がある以上、対応する力は備えざるを得ない。ただ「永遠の平和」のための条件の一つが「全廃」という指摘にはうなずける。
カントは「時とともに全廃」と述べた。その日は、それこそ永遠に来ないかも知れない。しかし、来る可能性が全くないと、今から決めつけたくはない。
では、こちら同じ頃、同じドイツの戦略家、カール・フォン・クラウゼヴィッツ著『戦争論』より引用しますか。
>ところで博愛主義者たちは、過度な打撃を与えることなしに、合意によって敵を武装解除したり、あるいは打ち負かしたりするのは可能であって、それこそが戦争術の真の傾向なのだと、気楽に考えている。これはいかにももっともらしく見えるが、こうした誤りは断固として打破しなければならない。なぜなら、戦争とはきわめて危険なものであり、善良さから立ち現われる寝言ほど、最悪なものはない。
>このように私たちは事態を把握しなければならないのであり、そこにある粗野な基本要素に対する反感から、戦争の本性を度外視するのは、無益で、本末転倒でさえある努力なのである。
第一次、第二次大戦の原因が、人々の平和を願う心であったという皮肉があるように、むやみやたらと平和を欲するほどに戦争が身近に迫っているという現実を受け入れられない人が多すぎるのが悲しいですね。
>人類は「諸国家の連合」は手にしたが
そもそも、国連などは所詮田舎の寄り合い所帯なんですから。
国連を英語で言うとどうなります?
「The United Nations」ですよ。これを日本語にもう一度翻訳すると……
「連合国」となるのです。
つまりは、国連とは諸国家の連合には変わりありませんが、ただの同盟国の寄り合い所帯ってことです。これに過度の期待をすること自体間違っているとしか思いません。
国連至上主義な人を見ると、本当にわかっているのかと小一時間問いただしたくなってきますよ。
>コスタリカのように常備軍を廃した国は例外的だ。
はいはい。今度はコスタリカ。
まだこのネタを使っている人がいるとは思いませんでした。
このブログでも何度かご紹介していると思いますが、コスタリカは軍備を持っています。さらには集団的自衛権もしっかり行使しています。
市民警備隊・国境警備隊などと、名前だけが違うんです。
つまりは、日本の自衛隊と同じことです。
さらに、集団的自衛権をちゃっかり行使できる時点で日本よりも『軍国主義』かも知れませんねw
以前は『永世中立』からスイスとスウェーデンを持ち上げて、でも実は両国は重武装国民皆兵国家だと国民の間で知られると、今度はコスタリカを持ち出す。
で、事実を報道しないで軍備の全廃を叫ぶ。
どうみても情報操作です。本当に(ry
まったく。こんなのだから、私の学校の先生が『コスタリカは憲法で軍を持たないと決めており、実際に軍は持っていない』などと寝言を垂れ流せるんですよ……
実際は持っているのに。軍備。
無知を利用するなと。
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